無水調理で調べると、ルクルーゼ、ストウブ、バーミキュラ、等々、高価なお鍋が検索に出てくるんですよね。
というのもダッジオーブンを最近買ったのです、アウトドア用に。
でも待ちきれずに無水で家でも使ってみたところ、美味しく出来たので何が違うのか気になり調べてみました。
ちなみに買いたてのダッジオーブンで無水調理に挑戦した結果はこちらです。
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無水調理といえば、ルクルーゼ、ストウブ、バーミキュラ?では、圧力鍋は?
ルクルーゼ、ストウブ、バーミキュラは、基本的に鉄鋳造にホーロー加工を施した鍋です。
圧力鍋は鉄製でゴムシール等により内圧力を高める機能を持たせた鍋です。
どちらも無水調理は得意です。
では、鉄鋳造ホーロー鍋、圧力鍋、どうちがうのでしょうか?
1.内圧です。
圧力鍋は、78-200kPa。
鋳造鍋は、、、、蓋の重さ以上は圧力が抜けてしまうはずと考えて、直径24cm、重さ4.3kgで蓋が1.5kgとした時、0.34kPaになります。
レギュラータイプの圧力鍋78kPaに対し、約200倍の違いですね。
骨まで軟らかく、豆を炊く、といった場合は圧力鍋がおススメですね。
2.蓄熱量(熱容量)です。
鋳造鍋は、鉄の鍋と比べ重たい分、蓄熱量が高くなります。
蓄熱量が高いと、冷めにくくなり、オーブンのような効果が得れます。
これにより一定温度に保ち、食材にじっくりと火を入れていき、旨みを閉じ込めるのです。
旨みが出る分、調味料も少なくて済みます。つまり煮物に鋳造鍋は最適ということになります。
簡単にまとめてみるとこんな感じでしょうか。
内圧力 | 蓄熱量 | 重さ | 手入れ | スタイル | 豆、骨まで | 調理時間 | 一般的な煮物 | |
鋳造鍋 | ○ | ◎ | △ | ○ | ◎ | △ | ○ | ◎ |
圧力鍋 | ◎ | ○ | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
鉄鍋 | △ | △ | ◎ | ◎ | ○ | × | △ | △ |
一般的な煮物が多い人は、鋳造鍋。豆、骨までトロトロの料理が多い調理時間短縮したい人は、圧力鍋ですかね!!
ちなみに、土鍋はどうでしょうか?
ちなみに、土鍋はどうなの?
お鍋と言えば土鍋ですよね?では土鍋はどうでしょうか?
土鍋の良いところは、鋳鉄ホーロー鍋と比べて、
- セラミック(陶器) = 遠赤外線が出る = 中まで熱が通る
比較表にまとめてみるとこんな感じでしょうか。
内圧力 | 蓄熱量 | 重さ | 手入れ | スタイル | 豆、骨まで | 調理時間 | 一般的な煮物 | |
鋳造鍋 | ○ | ◎ | △ | ○ | ◎ | △ | ○ | ◎ |
土鍋 | ○ | ◎ | △ | ○ | △ | △ | ○ | ◎ |
最近は土鍋でもカッコイイのが多く出てきたと思います。
ちなみに、陶器(セラミック)は熱すると遠赤外線が出ます。
その遠赤外線が食物の中まで熱を通してくれます。
では、ダッジオーブンはどう?
では、ダッジオーブンはどうでしょうか?
実は鋳造鍋と基本は同じです。
逆に言うと、鋳造ホーロー鍋は、ダッジオーブンがベースで家使いを考え、重さ、錆びにくさ(ホーロー加工で)を改良した最新の家庭用鍋ということです。
ダッジオーブンは昔から使われてきた昔ながらの無骨なワイルドな鍋といえます。
比較表にするとこんな感じでしょうか。
内圧力 | 蓄熱量 | 重さ | 手入れ | スタイル | 豆、骨まで | 調理時間 | 一般的な煮物 | |
鋳造鍋 | ○ | ◎ | △ | ○ | ◎ | △ | ○ | ◎ |
ダッジオーブン | ○ | ◎ | × | × | ○ | △ | ○ | ◎ |
では、ダッジオーブンのメリットは、
- アウトドアで使い勝手がよい
- 鍋の上に炭が置け、オーブン機能が高まる
- 最新式鋳造鍋より安い、たまに家で使おうと思えば使える
そうなんです、たまに気が向いたときにしか料理しない、しかも好きなものしか作らない、アウトドアで使いたい、そんな自分用にぴったりだったと思います。